昼過ぎまでドル高円安も午後にやや調整売り=東京為替概況
昼過ぎまでドル高円安も午後にやや調整売り=東京為替概況
ドル円は朝から昼過ぎまでドル高円安が優勢。昨日の海外市場で米CPIはやや強めも、同時に出た米新規失業保険申請件数が弱さを見せ、いったん148円17銭までドル買いとなった後、ドル売り円買いが優勢となって、NY市場昼過ぎに一時146円台を付けた。その後はじりじりとドル高円安が進み、東京市場に入っても流れが継続。東京午後に147円55銭を付けている。
来週の米FOMCなどをにらみ行き過ぎた動きに警戒感が出ていること、来週月曜日が日本の祝日で取引参加者が減ることから週末を挟んだポジション維持に慎重な姿勢が見られ持ち高調整が入りやすくなっていることなどから、昨日のドル安に対する調整がいったん強まった。日経平均が力強い上昇を見せリスク選好の円売りが出ていることもドル円の支えとなった。
その後高値から調整が入った。ロンドン勢が本格参加する時間帯を前に、今日の短期的なドル買いへの調整が入り、上値が重くなった。ドル円は147円30銭台を付けている。
ユーロ円、ポンド円などクロス円も昼過ぎにかけて上昇。ユーロ円は対ドルでのユーロの売りもあり、昨日NY市場で172円50銭台を付けた後、172円80銭を挟んでのもみ合いとなっていたが、株高などを好感して10時半ごろから上昇し、173円02銭を付けた。その後の円買いに172円70銭台を一時付けている。ポンド円は199円80銭台を中心としたもみ合いから昼過ぎに200円00銭を付けた。その後199円60銭台と今日の安値を更新。
ユーロドルは昨日海外市場で1.1660台から1.1740台まで上昇後、1.17台前半でのもみ合いが続く。東京市場に入ってドル高基調からやや上値が重くなり、1.1740台から1.1721を付けたが、その後1.1730台を回復するなど、大きな動きにはなっていない。
ポンドドルもドル高基調を受けて朝の1.3580前後から1.3550台を付け、少し戻すも、その後再び売られて1.3540台を付けている。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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