英CPI、英中銀の判断を複雑に=NY為替
きょうもポンドドルは戻り売りが優勢となる中、1.3465ドル近辺で推移している。上値が次第に重くなっているものの下押す気配まではなく、21日線の上はしっかりと維持している状況。
本日は7月の英消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、エコノミストからは、今回の数字は英中銀にとって課題となっていると指摘が出ている。総合指数は前年比3.8%上昇と予想を若干上回ったが、同エコノミストは「高金利による英経済への重しを管理しながらインフレを抑制するという英中銀が直面する難しさが浮き彫りになった」と述べた。
「根強い物価上昇圧力は時期尚早な利下げに反する一方、成長と雇用の弱まりは慎重な対応の必要性を示唆している」とも付け加えている。
*英消費者物価指数(CPI)(7月)15:00
結果 0.1%
予想 0.1% 前回 0.3%(前月比)
結果 3.8%
予想 3.7% 前回 3.6%(前年比)
結果 3.8%
予想 3.7% 前回 3.7%(コア・前年比)
GBP/USD 1.3469 GBP/JPY 198.21 EUR/GBP 0.8652
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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