【海外市場の注目ポイント】7月の米小売売上高など
日本時間午後9時半に7月の米小売売上高が発表される。総合の大方の予想が前月比0.6%増、自動車を除いた大方の予想が同0.3%増となっており、前月比では、総合、自動車を除いて、どちらも2カ月続けて増加すると見込まれている。1日に発表された7月の米雇用統計で非業部門雇用者数の伸びが予想を下回っただけでなく、過去2カ月分が大きく下方修正された。米労働市場が減速していることが影響して、7月の米小売売上高が予想を下回る結果になるようであれば、米連邦準備理事会(FRB)の9月の大幅利下げ観測が強まり、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には8月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、同午後10時15分には7月の米鉱工業生産指数、同午後11時には8月の米ミシガン大学消費者信頼感速報値も発表される。8月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は、大方の予想が0.0で、前月の5.5を下回り、2カ月ぶりに低下するとみられ、7月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比変わらずとなっている。8月の米ミシガン大学消費者信頼感速報値は、大方の予想が62.0となっており、前月の61.7を上回り、3カ月続けて上昇すると見込まれている。
さらに、日本時間16日午前4時半からトランプ米大統領とプーチン・ロシア大統領の会談が米アラスカで行われる。会談の終了後に両大統領が共同会見を行うことになっている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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