ポンドドルに買い戻し 英経済が不安定な1日 対ユーロでは下落=NY為替
本日の為替市場はNY時間に入ってドル売りが優勢となっており、ポンドドルも1.33ドル台半ばまで買い戻されている。本日の100日線が1.3350ドル付近に来ており、その水準を試す展開が見られている。ただ、ポンドは対ユーロでは下落しており、G10通貨の中でも下位に沈んでいる。
この日の英経済が不安定な1日となっている模様。この日発表の7月の英建設業PMIが住宅建設の落ち込みで、パンデミック以来最大の低下が示された。また、シンクタンクの英国立経済社会研究所(NIESR)が秋の予算案に関して、厳しい財政見通しを示したことも背景にある。
明日は英中銀が金融政策委員会(MPC)の結果を公表するが、0.25%ポイントの利下げが確実視されている。明日のMPCでは金融政策報告やベイリー英中銀総裁の会見も予定されており、インフレや成長見通しに対して、どのような見解を示してくるかも注目される。
GBP/USD 1.3345 GBP/JPY 196.52 EUR/GBP 0.8724
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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