NY連銀総裁発言でドル買い、与党苦戦で「悪い円安」も ドル円148.49円まで上昇
NY連銀総裁発言でドル買い、与党苦戦で「悪い円安」も ドル円148.49円まで上昇
ウォラー理事とボウマン副議長は次期FRB議長の座を狙っているのか7月利下げを支持する姿勢を示しているが、FRB当局者の大半は利下げに慎重だ。リッチモンド連銀総裁もダラス連銀総裁もインフレ加速を警告、金利を長く据え置く必要性を主張している。
ウィリアムズNY連銀総裁は、関税の影響はまだ初期段階だ、今後数カ月でインフレに大きな影響が出るだろうと述べた。関税の影響を受ける品目は過去の傾向から予想される水準を大幅に上回っている。トランプ関税により今年のインフレ率は3%から最大3.5%の間と予想。失業率は今年末までに約4.5%、GDP成長率は約1%程度と見ていると述べた。
NY連銀総裁の発言を受けドル買いが進んでいる。衆院選で与党が過半数を維持できないとの見方から「悪い円安」も見られる。ドル買い・円売りでドル円は一時148.49円まで上昇した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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