米10年債利回り低下 パウエル議長解任を巡るニュースで目まぐるしい動き=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:27)(日本時間05:27)
米2年債 3.888(-0.052)
米10年債 4.451(-0.030)
米30年債 5.006(-0.014)
期待インフレ率 2.425(+0.011)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場、10年債利回りは低下。朝方に発表された米生産者物価指数(PPI)を受けて利回りは低下して始まったものの、その後のパウエル議長の解任を巡るニュースで米国債は目まぐるしい動きを見せた。
早期の利下げ観測が強まり、政策金利に敏感な2年債利回りは下げの反応を見せたものの、インフレへの警戒から10年債など長期ゾーンの利回りは逆に上昇の反応を見せた。結局、トランプ大統領が火消しに回り、落ち着いたものの、利回りは下げて大方の取引を終えている。
2-10年債の利回り格差は+53(前営業日:+53)に拡大。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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