ドル円147円に上昇、トランプ関税でドル買いから円売りに 日米金利差に衆院選警戒も
ドル円147円に上昇、トランプ関税でドル買いから円売りに 日米金利差に衆院選警戒も
ドル円は147円台に上昇。トランプ関税発言で一時ドル買い・円買いが見られたが、その後は円全面安に。
トランプは米株が高値をつけたことを受け、積極的に関税政策を進めても米金融市場には影響はないと判断したのか、きのうはブラジルに50%の関税をふっかけ、きょうはカナダに35%関税を課すと表明した。また、ほとんどの国に一律15%から20%の関税も課すとしている。
日米交渉がなかなか進展していないため、トランプからの高関税が警戒されている。関税により米利下げと日銀利上げが遠のくとの見方や、来週末の衆院選で与党が過半数を維持できるか微妙なことから財政悪化懸念も高まっているため、円は売られやすい。
ドル円は147円にまで上昇、他のクロス円も上昇している。日経平均は下落して前場を終えた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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