ドル円上昇、米大統領が包括的な関税を課すと発表=東京為替前場概況
東京午前は円安・ドル高。ドル円は一時147.03円付近まで上昇した。トランプ米大統領がほとんどの国に15から20%の関税を課すと発表し、経済的なつながりが強いカナダに対しては基本関税10%を含む35%の税率になると発表し、米国の物価上振れ懸念や、米追加利下げの見送り観測が強まった。欧州連合(EU)にも金曜日までに関税通知書が送付される見通し。
トランプ米大統領は敵対的な関税政策を推し進める一方、フェンタニル流入を阻止する場合にカナダに対する税率を見直すと発表しているほか、米政府関係者によると米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)対象品目の関税免除は維持されるという。8月1日までの交渉余地を残したことは円安要因。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。