円売り優勢 貿易摩擦懸念緩和に予想下回る東京CPI トランプ「中国と貿易合意に署名」
円売り優勢 貿易摩擦懸念緩和に予想下回る東京CPI トランプ「中国と貿易合意に署名」
貿易摩擦懸念緩和でリスク選好の円売り。予想下回る東京CPIを受け日銀利上げ観測後退でも円売り。日経平均が5カ月ぶりに4万円台を回復したことも円売り材料に。ドル円は一時144.80円まで上昇した。
トランプは「中国と貿易合意に署名した」と発表した。ラトニック商務長官も合意に署名したと明かした。ただ、詳細には触れず何を指しているのかは分からない。ラトニック氏は中国がレアアース輸出を再開すれば対中貿易制限を解除するとしている。ホワイトハウスは10にも上る貿易相手国との合意が近いと発表。また、EUも米国と早期に合意するため対米関税引き下げを検討しているという。EU首脳会議ではトランプを説得させるため様々な分野で協議したようだ。
きょう発表された東京都6月の消費者物価指数は前回から伸びが鈍化、市場予想も下回った。基本料金の無償化を受け水道料金が34.6%も下落した。ただ一方で食料品は伸びが拡大した。東京CPI鈍化受け日銀の早期利上げ観測が後退している。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。