ドル円一時144.25レベル、中東情勢受けた円高は一巡=ロンドン為替
ドル円一時144.25レベル、中東情勢受けた円高は一巡=ロンドン為替
ロンドン午前、ドル円は一時144.25レベルと本日の高値を更新している。東京朝方には中東情勢の緊迫化を受けて143.60付近から142.80付近まで円買いの動きが広がったが、その後は買戻しの流れが続いている。クロス円も同様の動きとなっている。ユーロ円は東京早朝の166.38レベルを高値に一時164.95レベルまで下落したが、その後は買い戻されて166円台を回復する場面があった。ポンド円は195.56レベルを高値に193.77レベルまで下落したあとは、再び195円台前半まで買い戻されている。
円買い一巡となる明確な材料はでていないが、各国政府がイスラエルによるイラン攻撃を非難しており、国際社会が紛争収拾を求めている。トランプ米大統領は「手遅れになる前に」合意するようイランに強く求めた。欧州株や米株先物・時間外取引は引き続きマイナス圏で推移しているが、下げ幅は縮小してきている。
また、東京朝方の値動きが急速だったこともあり、安値を売り過ぎた短期筋の買い戻しを誘う面もあるようだ。ドル円に関しては来週月曜日の145.00でのオプション期限が大規模であることが観測され、内在的な買い戻し圧力となっているとの指摘もあった。
USD/JPY 144.16 EUR/JPY 166.01 GBP/JPY 195.26

執筆者 : MINKABU PRESS
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