ダウ平均は反落 半導体には買い戻しも インフレへの懸念が上値抑える=米国株概況
NY株式19日(NY時間16:21)(日本時間05:21)
ダウ平均 49363.88(-322.24 -0.65%)
S&P500 7353.61(-49.44 -0.67%)
ナスダック 25870.71(-220.02 -0.84%)
CME日経平均先物 60660(大証終比:-220 -0.36%)
きょうのNY株式市場でダウ平均が反落。ただ、本日は途中から半導体株に買い戻しも見られ、下げ渋る展開も見られていた。前日にトランプ大統領がイランへの攻撃を見送ると述べたことで市場自体は安定。一部からは、和平合意への期待も高まる中、原油相場が上げを一服させていた。
しかし、本日も米国債利回りが上昇し、米30年債が2007年以来の高水準に上昇していたことも米株式市場を圧迫していた。「攻撃見送りのニュースは積み上がっていたリスクプレミアムの一部を取り除くのには役立ったが、中東情勢は依然として不透明」との声のほか、「先週発表の一連の米インフレ指標で、米インフレの再加速が確認され、和平合意に達したとしても、インフレ圧力はしばらく沈静化しない」といった見方も出ていた。
「FRBの次の一手は利下げではなく利上げになる」との見方も根強く、短期金融市場では年内の利上げ確率を65%程度で織り込んでいる状況。
また、ストラテジストからは「相場の最良局面は既に過ぎた可能性があると見ている。ポジショニングや過熱感を考えると、3月安値後に見られたような急激な上昇は今後起きにくいだろう」との指摘も出ている。
一方「過去の急落を引き起こしたような条件はまだ揃っておらず、押し目買いを継続すべき」との意見も聞かれた。
半導体についてはアナリストから「半導体業界は今年も堅調なAI需要から恩恵を受け続ける公算が大きい」との指摘が出ていた。「半導体の上昇サイクルは異例の長さになると予想しており、少なくとも2027年まで業績の上振れ期待がある」と述べていた。
スポーツ用品のアメア・スポーツ<AS>が決算を受け上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。サロモンソフトグッズ、アークテリクス、ウィルソン・テニス360が成長を牽引。
ホスピタリティ業界向けのソフトウエア開発を手掛けるアジリシス<AGYS>が決算を受け大幅高。売上高が17四半期連続で過去最高を更新。
ライブイベントなどのチケット販売を手掛けるスタブハブ<STUB>が5日続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を12.50ドルに設定。
ファストフード運営のシェイクシャック<SHAK>が上昇。リンチCEOが自社株を購入したことが明らかとなった。
トラック輸送のRXO<RXO>が上昇。同社が5月のトラック輸送(TL)1件当たりの粗利益の見通しを引き上げ、通常の季節パターンを上回ると説明したことを好感。
チューイ<CHWY>が下落。米大手銀主催のコンファレンスに参加し、慎重な消費者見通しを示したことが嫌気された。
アメア・スポーツ<AS> 33.83(+0.68 +2.05%)
スタブハブ<STUB> 9.54(+0.21 +2.25%)
アジリシス<AGYS> 78.94(+8.74 +12.45%)
シェイクシャック<SHAK> 64.12(+4.43 +7.42%)
RXO<RXO> 21.13(+2.03 +10.63%)
チューイ<CHWY> 19.66(-1.97 -9.11%)
アップル<AAPL> 298.97(+1.13 +0.38%)
マイクロソフト<MSFT> 417.42(-6.12 -1.44%)
アマゾン<AMZN> 259.34(-5.52 -2.08%)
アルファベットC<GOOG> 384.90(-8.21 -2.09%)
アルファベットA<GOOGL> 387.66(-9.28 -2.34%)
テスラ<TSLA> 404.11(-5.88 -1.43%)
メタ<META> 602.61(-8.60 -1.41%)
エヌビディア<NVDA> 220.61(-1.71 -0.77%)
AMD<AMD> 414.05(-6.94 -1.65%)
イーライリリー<LLY> 1021.41(+33.32 +3.37%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





