来週は英MPC 利下げ確実視 ガイダンスから「段階的」の言葉を削除するか注目=NY為替
この日発表の米雇用統計が予想を上回ったにもかかわらず、為替市場はドル安の動きが出ていることから、ポンドドルは買い戻しが優勢となり、一時1.33ドル台に上昇。しかし、ここ数日の下げで上値も重くなってきているようで、再び1.32ドル台に伸び悩んでいる。
来週はFOMCとともに英中銀も政策委員会(MPC)を開催し、市場では0.25%ポイントの利下げが確実視している。中でもディングラ委員は0.50%ポイントの大幅利下げを主張する可能性も高いと見られている。
トランプ政権は貿易摩擦がほぼ無い英国にも10%の基礎的な相互関税を課してきた。目先は短期的なインフレ環境の厳しさから、英中銀は利下げに慎重姿勢を見せる可能性はあるが、成長の下振れリスクが高まったことも示唆すると見られている。また、英中銀は今回のMPCで、ガイダンスに変更を加える可能性がある。ガイダンスから「段階的」という言葉を削除し、連続利下げの可能性を示唆するとの見方も出ているようだ。
GBP/USD 1.3285 GBP/JPY 192.12 EUR/GBP 0.8530
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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