明日はECB理事会 サービス価格が低下で利下げに安心感=NY為替
きょうも為替市場はドル安が再開する中、ユーロドルは再び上値追いの展開となっており、1.14ドル台を再び試しそうな気配となっている。さすがに過熱感は否めず、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは73と買われ過ぎの水準である70を超えているが、戻りを試そうという気配はない。
明日はECB理事会が予定されており、0.25%の追加利下げが確実視されている。本日は3月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)の確報値が発表になっていたが、総合指数は前年比2.2%とECBの目標付近での推移となっており、ディスインフレの進展が示されていた。ECBが警戒していたサービス価格も前年比3.5%と、まだ高水準ではあるが、着実に伸びは鈍化している。
これらはECBに安心感を与えそうだ。市場では、6月と9月にも追加利下げが実施され、ターミナルレート(最終到達点)は1.75%に落ち着くとの予想も多い。
EUR/USD 1.1371 EUR/JPY 162.14 EUR/GBP 0.8586
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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