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トランプ発言で午前は円高、その後戻す=東京為替概況

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トランプ発言で午前は円高、その後戻す=東京為替概況
  
 トランプ米大統領が、日本と中国を名指しで通貨安へのけん制を行い、関税を課す可能性を示したことで進んだ円買いは、東京午前も続き148円60銭前後を付けた。その後安値から買い戻し。米株先がしっかりとなるなど、リスク警戒が強まらず円買いの調整が入った。昼にかけて149円40銭前後を付けたが、その後いったん149円割れまで売られた。もっとも売りは続かず149円40銭台を回復した。
  
 ユーロドルは1.04台後半推移。前日の海外市場で1.05台を付けるも、大台超えでのユーロ買いに慎重。東京市場では1.0471-1.0496レンジ。
  
 ユーロ円は午前の円買いに155円93銭を付けたが、その後156円60銭台に戻すなど、ドル円に準じた動き。
  
 朝に豪中銀金融政策会合議事要旨が発表された。追加利下げにやや慎重姿勢も想定内と反応は限定的で、トランプ米大統領発言を受けた関税警戒などの売りが優勢。対ドルで朝の0.6220ドル台から、午後に0.6180ドル台を付けた。
  
 14時1分に米国によるメキシコとカナダへの25%関税、中国に対する2月の10%追加関税にさらに10%の関税上乗せが発動。昨日海外市場で大きくペソ安、カナダ安が進み、織り込みが進んでいたこともあり、発動前後で少しペソ売りカナダ売りが出た後は、ポジション調整が見られた。ドルペソは20.79前後から節目の20.80超えを瞬間付け20.81までとなったが、すぐにドル売りが出て20.76台での推移となった。ドルカナダも1.4500台から1.4521を付けたが、その後1.4470台を付けている。
  
MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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