ポンド買い、英元ＭＰＣメンバーからインフレ警戒の声も＝ロンドン為替

ポンド買い、英元ＭＰＣメンバーからインフレ警戒の声も＝ロンドン為替

　ポンドが買われている。ポンドドルは1.2580台まで沈んだ後、足元では高値を1.2617レベルに更新している。ポンド円も188.82近辺を安値に、189.30台へと反発している。

　ブルームバーグによると英元ＭＰＣメンバーらからは利下げを一時停止する可能性が指摘されているという。

　ウィール氏は「賃金にもサービス価格にもコアインフレにも逆風が吹いている。全てを総合的に考えると、懸念材料であることは明らかだ。賃金の動向を見ると、労働市場の期待はまだ正常に戻っていないことが示唆される」「もしこの状態が今後数カ月続けば、私はさらなる利下げには慎重になるだろう」と発言。

　ジュリアス氏は「リスクを取るべき時ではないというのが私の意見だ。利下げはリスクだと思う」「値上げが可能な企業は、４月１日に国民保険料の雇用者負担と最低賃金が引き上げられるのに伴い、直面する追加コストの少なくとも一部をカバーするために値上げをするだろう」とした。

GBP/USD　1.2613　GBP/JPY　189.34　EUR/GBP　0.8254