午後のドル円はこの日の高値を小幅に更新=東京為替概況
午後のドル円はこの日の高値を小幅に更新=東京為替概況
東京終盤のドル円はこの日の高値を小幅に更新。ドル円は、午前に赤沢経済再生担当相が日米関税交渉で為替についての議論はなかったと明かしたことから、円安是正を求められるとの警戒感が後退して円が売られ、142.80台まで上昇した。
その後はいったん伸び悩んだが、押しは限定的となり、午後はこの日の高値となる142.88付近まで上値を広げた。午後に日経平均が上げ幅を拡大したことや、米10年債利回りが4.31%台まで上昇したことなどが支えとなった。
ユーロ円は上げ一服。午前に円安傾向となり一時162.27付近まで上昇したあと、やや押し戻されている。
ユーロドルは軟化。朝からドル高で推移し、午後には一時1.1344付近まで下落した。日本時間今夜9時15分には欧州中央銀行(ECB)政策金利が発表される。市場では、政策金利の中で最も重視される中銀預金金利は0.25%引き下げられ、現行の2.5%から2.25%になるとみられている。米関税政策により景気減速への懸念が強まる中、声明文やラガルドECB総裁の会見に注目が集まっている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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