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FX/為替「ドル/円、151円台へ続落 米雇用統計がカギに」 外為どっとコム トゥデイ 2025年2月7日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年2月7日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼6日(木)の為替相場
(1):豪貿易黒字が縮小
(2):日銀審議委員タカ派発言
(3):BOE 予想通り利下げ
(4):予想より弱い米労働関連指標

▼6日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:雇用統計次第で上下ともに大きな動きの可能性/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

6日(木)の為替相場

期間:6日(木)午前7時10分~7日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪貿易黒字が縮小

豪12月貿易収支は50.85億豪ドルの黒字となり、黒字額は市場予想(65.00億豪ドル)を下回った。資本財や石油の輸入が大幅に増加したことで黒字は前月(67.92億豪ドル)から縮小した。

(2):日銀審議委員タカ派発言

日銀の田村審議委員は「2025年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが必要だ」と発言。今後も複数回にわたって利上げをするべきだという考えをあらためて示した。これを受けて円買いが強まった。ただ、午後に行われた記者会見で利上げペースについて「例えば半年に1回などと予断を持っているわけではない」などと述べたことから、市場は想定したよりタカ派的な主張ではないと見て円を売り戻す動きに傾いた。

(3):BOE 予想通り利下げ

英中銀(BOE)は予想通りに政策金利を4.75%から4.50%に引き下げた。声明文で「十分なインフレ解消の進展が利下げを可能にした」と説明。同時に公表した議事録では、金融政策委員会(MPC)で投票権を持つ9人のうち7人が0.25%の利下げに賛成し、残り2人は0.50%の利下げが必要として反対した。これを受けてポンドは売りが強まった。ただ、MPCは金融政策報告書で今年のインフレ見通しを引き上げるなどして利下げのペースは今後も緩やかなものになることを示唆した。その後、ベイリーBOE総裁は会見で「今後さらに利下げできると見込む」としながらも「どの程度、どれくらい速くかは会合ごとに判断する」と述べた。

(4):予想より弱い米労働関連指標

米新規失業保険申請件数は21.9万件と市場予想(21.3万件)を上回り、前週(20.8万件)から増加。同時に発表された米10-12月期単位労働コスト(人件費)・速報値は前期比年率+3.0%と市場予想(+3.4%)を下回った。

6日(木)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:雇用統計次第で上下ともに大きな動きの可能性

昨日のドル/円は、日銀の田村審議委員が2025年度後半には政策金利を少なくとも1%程度まで引き上げることが必要との見解を示したことで円買いが先行すると、およそ2カ月ぶりに152円台を割り込んだ。その後、152円台後半まで持ち直す場面もあったが、米新規失業保険申請件数や米10-12月期単位労働コスト(人件費)が労働市場の軟化を示す結果になったことでドル売りに傾くと再び152円台を割り込み、昨年12月11日以来の安値となる151.24円前後まで下げ足を速めた。4日の12月JOLTS求人件数や昨日の新規失業保険申請件数などで米労働市場を巡る先行き不透明感が生じているだけに、本日の米1月雇用統計が注目される。主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数が17.5万人増、失業率は4.1%、平均時給は前年比+3.8%などとなっている。雇用統計も、米労働市場の不透明感を強めるようなら、ドル/円は心理的節目の150.00円を意識した下値模索の展開になる可能性があろう。反対に、雇用統計が米労働市場の底堅さをあらためて示せば200日移動平均線が通る152円台後半に向けて戻りを試すことになりそうだ。

注目の経済指標:米雇用統計

注目のイベント:米雇用統計年次改定

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

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執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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