ポンドドルは1.23ドル台に買い戻し 英財政問題への懸念は根強い=NY為替
NY時間にかけてドルの戻り売りが優勢となる中、ポンドドルは1.23ドル台に買い戻されている。本日はトランプ大統領の就任式後の関税に関する発言などで、ポンドドルは1.22ドル台前半に下落していた。本日の21日線が1.2390ドルに来ており、その水準が目先の上値メドとして意識されそうだ。
買い戻されているポンドだが、英財政問題への懸念は根強い。大手のヘッジファンドからは、英国は債務返済のためにさらに借り入れが必要になるとの警告も出ている。ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者のダリオ氏は、英国は債務返済のために借り入れを増やし、その他の支出を削減するか増税が必要になる可能性があると警鐘を鳴らした。英FT紙とのインタビューで語った。
英国は債務の悪循環に陥る可能性があり、その場合、金利負担の増大に対応するため、より多くを借り入れを行わなければならなくなるという。
GBP/USD 1.2331 GBP/JPY 191.76 EUR/GBP 0.8454
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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