来年は経済指標が通貨動向の主要ドライバーとなる見通し ユーロは恩恵=NY為替
きょうのユーロドルは1.15ドル台で上下動する展開。ユーロドルは下げ止まってはいるものの21日線の下での推移は続いており、9月中旬からの下げトレンドは継続している状況。一方、ユーロ円はNY時間に入って伸び悩んでいるものの、一時178円台半ばまで上昇し、21日線の上も維持。上向きのトレンドは続いている。
アナリストは、2026年は経済指標が通貨動向の主な要因になる中、それらはユーロの支援材料になるとの見方を示している。「2026年は経済データが為替市場の主要なドライバーとなる見通しで、ユーロは恩恵を受ける可能性がある」という。大半の中銀が利下げサイクルを終了、もしくは終盤にあり、貿易環境にも不確実性が減少しているため、今後は経済指標がより重要な役割を果たすと指摘している。
ユーロは少なくとも2025年の上昇分を維持できる好位置にあるとも述べており、予想では、ユーロ圏の成長は来年前半に前期比年率1.0-1.5%、後半には1.7-1.8%を予想。ただし、フランスの政治的不透明感が依然として主要リスクだとしている。
EUR/USD 1.1544 EUR/JPY 177.79 EUR/GBP 0.8773
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。