米中関係を受けてオセアニア通貨しっかり=オセアニア為替概況
米中関係を受けてオセアニア通貨しっかり=オセアニア為替概況
豪ドルドルは米国がフェンタニル関連関税を引き下げ、中国も対抗関税の取りやめとレアアース規制の1年延長、さらに韓国ハンファの米子会社への規制も1年延長などの措置を行い、米中貿易摩擦警戒が一服したことで豪ドル買いとなった。朝の0.6483ドルから上昇し、0.6530ドルを付けている。豪州は対中輸出が全体に占める割合の3割以上を占めており、米中摩擦の影響を強く受けると警戒されている。
豪ドル円は朝の99円46銭から上昇。米連邦政府機関閉鎖解除期待が広がったことを受けたリスク選好の円売りも支えとなっている。100円56銭と朝から1円超の上昇。先週金曜日は98円台を付ける場面が見られた。
NZドルドルも比較的しっかりであるが、値幅は落ち着いている。NZも中国が輸出先トップであるが、豪州の輸出品鉄鉱石や石炭と比べ、NZは乳製品、肉類中心で米中摩擦の影響を受けにくい。朝の0.5619から0.5639まで上昇。
NZドル円では円売りの影響でしっかり。朝の86円16銭から86円82円まで上値を伸ばした。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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