【これからの見通し】リスク選好ムードの週明け、米議会動向を確認 経済統計などの手掛かりには欠ける
【これからの見通し】リスク選好ムードの週明け、米議会動向を確認 経済統計などの手掛かりには欠ける
週明けはリスク選好ムードで取引されている。米議会でつなぎ予算成立に向けた動きが前進しており、数日中に成立・トランプ大統領の署名が実施されることが期待されている。また、週末には中国がレアメタルの対米輸出禁止措置を来年11月27日まで一時停止すると表明した。これも市場ムードを改善する材料となっているようだ。ドル円は153円台半ばから154円付近へと上昇。クロス円も総じて円安方向に振れている。
このあとの欧州・米国市場ではこのムードが継続するのか。もしくは、米指標発表をめぐる混乱はしばらく続くとの見方で調整が入るのか。手放しでは喜べない可能性もありそうだ。
このあとの経済指標発表は、ノルウェー消費者物価指数(CPI)(10月)、トルコ鉱工業生産指数(9月)などが予定される程度。主要な米英欧などの指標発表は予定されていない。
発言イベント関連では、上記の米つなぎ予算関連の続報に注意したい。日本時間午後11時からの審議開始が予定されているようだ。金融当局者発言では、ロンバルデッリ英中銀副総裁、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、ムサレム・セントルイス連銀総裁などがイベントでスピーチ、TV出演などが予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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