ユーロドルに買い戻し強まる シュナーベルECB理事の発言に敏感に反応=NY為替
きょうの為替市場はドルの戻り売りが強まる中、ユーロドルは買い戻しが強まっている。一時1.05ドル台後半まで上昇。ロンドン時間にシュナーベルECB理事がECBの追加利下げ余地は限定的と慎重姿勢を促したこともユーロの買い戻しを誘っていた。ドルの戻り売りの流れの中で敏感に反応していたようだ。同理事は中立金利は2-3%と推定しており、行き過ぎないよう利下げは徐々に実施すべきとの認識を示している。
ユーロドルは10月以降の下げでかなり売られ過ぎている面もあり、ここに来て買い戻しを入れやすいタイミングにはある。ただし、リバウンドしたとしても、自律反発の域を出ない点は留意される。
EUR/USD 1.0580 EUR/JPY 159.44 EUR/GBP 0.8345
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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