高金利のイメージで上昇のポンド、さらに上昇の可能性=NY為替
きょうの為替市場はドル売りが強まる中、ポンドドルも買い戻しが強まっており、1.27ドル台までの戻りを試す動きも見られている。目先は本日1.28ドル台前半に来ている200日線まで買い戻されるか注目される。
アナリストは、他のG10国と比較して英国は金利が高いことがポンドを下支えしていると述べている。英中銀の利下げ路線は、より積極利下げを行うと見られているECBに比べれば、FRBの慎重姿勢に近いものとして、引き続き取引されているという。
これはポンドの対ユーロでの上昇を示唆し、年末までにユーロ/ポンドは0.83ポンドまで下落する可能性があるという。また、英国はユーロ圏ほどはトランプ関税の影響を受けず、英中銀も依然インフレ高騰を懸念していることから、0.82ポンドまでの下落リスクも見ているという。
GBP/USD 1.2685 GBP/JPY 191.23 EUR/GBP 0.8340
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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