ドル円は152円付近 米大統領選待ち=NY為替序盤
きょうの為替市場はドル売りが優勢となっており、ドル円は152円ちょうど付近での推移となっている。市場は本日の米大統領選の投開票に焦点を集めており、前日に引き続きその結果待ちの雰囲気が強い。
通常であれば日本時間の明日6日午後以降には結果が判明するが、今回も2020年の大統領選同様に混迷が予想されており、すぐには結果は判明しないのではとの声も聞かれる。一部からは週末までかかるとの声もあるようだ。
為替市場のシナリオはトランプ氏であればドル高、ハリス氏であれば短期的にドル安との予想も出ている。一方、トランプ氏であっても市場はそれを十分に織り込んでおり、トランプ氏が勝利したとしてもすぐに材料出尽くしのドル売りのリスクも留意されるとの声も出ている。逆にハリス氏勝利であれば、短期的にドル安が急速に進むとの声もあるようだ。
ただ、どちらにしても一時的な動きであり、ドルは年末にかけて買われるとの声も多く聞かれる。
ドル円についてはトランプ氏勝利かつ議会も共和党が席巻するスウィープになれば、155円台まで上昇との予想も出ている。一方、ハリス氏勝利で下院が民主党であれば、一旦150円を割り込むとの見方もあるよだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は152.50円に観測されている。
5日(火)
152.50(10.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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