アジア株下落 米イラン互いに挑発、戦争長期化で原油高騰は避けられない
アジア株下落 米イラン互いに挑発、戦争長期化で原油高騰は避けられない
東京時間11:15現在
香港ハンセン指数 25656.04(-60.72 -0.24%)
中国上海総合指数 4122.09(-7.02 -0.17%)
台湾加権指数 33329.43(-252.43 -0.75%)
韓国総合株価指数 5516.29(-66.96 -1.20%)
豪ASX200指数 8640.00(+10.96 +0.13%)
アジア株は豪州を除いて下落、米イラン戦争長期化懸念が高まっている。ただ、下値では買い戻しの動きも見られる。原油先物下落にやや安堵。
米政府がロシア産原油の追加販売を許可した。ベッセント米財務長官は今回の措置は限定的かつ短期的な措置だと説明。原油の供給量を増やし原油高騰を抑えることが目的だが、米イランは互いに挑発するなど強硬姿勢を貫いているため戦争は長期化する見通しだ。市場は原油価格が再び高騰することを予想している。
トランプ米大統領はイランが核を保有し中東を脅かすのを防ぐことは「原油価格の抑制よりもはるかに重要」とコメントしていることから、原油高騰はやむを得ないか。
上海株は小幅続落。米イラン戦争激化でも他国に比べ影響は小さいため「逃避先」として中国株を選ぶ投資家もいるようだ。
石炭が依然として中国の主要燃料であるため、他国に比べ石油・天然ガスへの依存度が低い。米イラン戦争で石炭価格は上昇しているものの、石油ガス価格に比べてはるかに小さい。
15日からベッセント米財務長官と中国の何副首相が会談する。
ベッセント氏は米中間の対話は前進しているとコメントしていることから、今月末に予定されている米中首脳会談での協議進展が期待される。米中関税戦争休戦がさらに延長されれば、中国の経済安定化につながる。
豪州株は小幅高、米中関係安定化期待が支え。金融や消費財、ハイテク関連の一角が上昇。原油高を受けエネルギー関連も上昇している。
来週の豪中銀利上げはほぼ織り込み済み、中銀総裁が5月以降の追加利上げの可能性を示唆するかが注目される。
執筆者 : MINKABU PRESS
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