仏中銀総裁、来週の利下げの可能性が非常に高い=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが優勢となっており、ユーロドルは1.0940ドル近辺まで値を落とした。日足チャートはダブルトップを形成し、下向きの流れを示唆する中、1.09ドル台前半に100日線が来ており、目先に下値メドとして意識される。短期金融市場では90%以上の確率で織り込む動き。
本日はECB理事のビルロワドガロー仏中銀総裁の発言が伝わっていたが、来週の理事会で利下げの可能性は非常に高いとの認識を示していた。ECBは9月に今年2度目の利下げに踏み切ったうえで、今後も緩やかなペースでの利下げを進める考えを示唆していた。当初は次回は12月と見られていたが、このところインフレが予想より急速に冷え込む一方、景気後退の兆しが表れていることから、ECB理事の間でも、もっと迅速に行動しても来年にインフレは目標の2%を達成できるとの見方が広がっている。
ビルロワドガロー総裁はラジオで「われわれは来週決める。利下げの可能性が非常に高く、それも最後にはならないだろう」と語っていた。
EUR/USD 1.0947 EUR/JPY 163.37 EUR/GBP 0.8373
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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