米経済指標のハードデータに疑問の声も 他のソフトデータは経済の軟化を示唆
エコノミストからは米政府が発表するハードデータは、大幅な修正が加えられ、誤解を招くようなシグナルを発している可能性があるとの指摘が出ている。同エコノミストは過去の米雇用統計の非農業部門雇用者数(NFP)の81万8000件の下方修正と、国内総所得の1兆ドル超の上方修正をその例として挙げている。
一方、同エコノミストは企業の景況感、PMI、労働調査などの政府発表以外のソフトデータを挙げて、経済はハードデータが示すよりも成長が鈍く、その主因はFRBのこれまでの利上げサイクルの影響が、時間差で遅れて出ているためだと主張している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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