リスク警戒も、中国買いで流れ変わる=東京為替概況
リスク警戒も、中国買いで流れ変わる=東京為替概況
ドル円は148円20銭前後で取引をスタートすると、中国売りの動きが広がる中で、朝に148円01銭まで一時下げた。148円40銭台まで上昇も、昼前に148円10銭割れを付けるなど、リスク警戒の動きがやや優勢。
午後は調整もあって少し戻したところに、中国財務省が12日に財政政策計画を発表を示したことで一気に円売りとなり148円62銭を付けている。
朝の100円割れからNZドル売りもあって99円71銭を付けた豪ドル。99円80銭前後の安値圏で中国の発表があり一気に100円41銭まで急騰。
NZドルは10時のNZ中銀金融政策で0.5%の大幅利下げに加え、この後の追加利下げ姿勢を示したことで売りが強まり、朝の0.6140前後から0.6100割れまで急落。その後も下げが続き0.6076を付けた。中国期待で0.6100超えまで買い戻し。対円では91円00銭前後から90円台半ば割れまで急落。その後も売りが続いて午後に90円12銭を付けていた。中国期待で90円70銭台まで急騰。
ユーロ円は午前の中国売りの動きもあり、162円46銭を付けていたが、一気に163円台を回復。対円での買いもあり、対ドルでも1.0960台から1.0982を付けるなど小幅に上昇。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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