ドル円147円台で振幅、やや円高・ドル安の動きも売買が交錯=ロンドン為替概況
ドル円147円台で振幅、やや円高・ドル安の動きも売買が交錯=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、方向性が見えにくい展開。ドル円は148円台では売りが入るも、147円台前半からは買い戻されている。ユーロ円は162円台後半から162円付近で上下動。ポンド円は194円手前から一時193円台割れも再び193円台後半に戻している。ユーロドルは1.09台後半から1.10手前へとじり高。一方、ポンドドルは1.30台後半から1.31付近での上下動。国慶節明けに中国政府の追加景気刺激策が期待されたが、不発に終わったことで、香港ハンセン指数は失望売りで一時10%超安となった。この流れを受けて、欧州株も軟調に推移。ロンドン朝方はリスク回避ムードがみられたが、米株先物・時間外取引が反発していることもあり、一方向への動きにはなっていない。一連のECB当局者発言では10月の利下げについて触れられたが、明快さには欠けていた。ユーロ対ポンド相場は前日終値を挟んで振幅と方向性に欠ける動きになっている。ドル指数は小幅に低下。今週に入ってからは、先週末の強い米雇用統計を受けたドル買いは一服している。
ドル円は147円台後半での取引。前日NY終値148.18付近で上値を抑えられており、147円台前半へと下値を模索する動きとなっている。ただ、ロンドン序盤に147.35近辺まで安値を広げたあとは、再び148円手前まで買い戻されるなど売買は交錯している。
ユーロドルは1.09台後半での取引。東京昼前につけた1.0973近辺を安値にロンドン序盤には1.0997近辺まで上昇。ただ、1.10の大台には届かず、その後は売買が交錯している。ユーロ円は東京昼前の161.91近辺を安値に、東京午後の162.76近辺を高値にその後はレンジ相場が続いている。対ポンドではユーロ買いが先行したが、すぐに値を戻している。前日NY終値からは、やや円高・ドル安となっている。複数のECB当局者発言が報じられたが、10月利下げを示唆もユーロ相場の反応は特段みられず。
ポンドドルは1.31付近での取引。ロンドン朝方の1.3064近辺から序盤にかけての1.3107近辺までの振幅相場。ポンド円は東京午後の193.98近辺を高値に、ロンドン朝方には192.89近辺まで下落。しかし、その後は193円台後半に買い戻されている。ユーロポンドは0.8381近辺から0.8405近辺での振幅。いずれも方向性に欠ける取引が続いている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。