ユーロ円は下げ一服 ECBの10月の見方様々=NY為替
きょうのユーロ円は下げが一服しており、157円台に買い戻されている。本日はECB理事会が開催され、大方の予想通りに追加利下げを実施して来た。ただ、ユーロは買いの反応を見せユーロ円の買い戻しをサポートしているが、基本的にはドル円に沿った動きをしている。
ECBだが、この先の金利についてはコミットしないと再言及していた。市場は10月の行方を気にしているが、利下げの有無で見方が様々出ている。ストラテジストは大幅な景気悪化でもなければ、ECBは次回10月の理事会で利下げを実施する可能性は低いとの見解を示している。ユーロ圏のインフレは依然として高止まりしており、ECBは四半期に1度のペースで利下げを行う可能性が高いという。
一方、ECBの理事は次回の理事会で利下げを決定する可能性は低いものの、完全に排除するにはまだ至っていないとの報道も流れていた。ユーロ圏の経済成長に対する下振れリスクを踏まえ、理事らは10月に連続利下げを行う選択肢をむしろ残しておきたいと考えているという。
EUR/JPY 157.17 USD/JPY 142.10 EUR/USD 1.1060
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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