【本日の見通し】米消費者物価指数にらむ展開、地合いは堅調
【本日の見通し】米消費者物価指数にらむ展開、地合いは堅調
昨日の海外市場、ドル円は158円台を回復するなどしっかりの動きを見せたが、ユーロドルが1.03台に乗せるなど、ドル高の動きは一服している。注目された12月の米生産者物価指数(PPI)は前年比+3.3%と11月を上回ったものの、市場予想には届かなかった。食品とエネルギーを除くコアも予想に届かず、やや落ち着いた伸びとなっている。ただ水準的には高め。PPIのうちPCEデフレータの計測に利用される部門については航空運賃が高かったものの、全体ではまちまちとなるなど、反応が難しい結果となった。
ドル円は基本的に堅調地合いも、本日22時半の米消費者物価指数(CPI)を待つ展開となりそう。予想以上に物価の伸びが見られると、米国の年内利下げ期待が後退する形でドル買いが加速する可能性があるだけに、発表までは動きにくい。流れは上方向も、158円台での買いに慎重な姿勢が見られそう。
ユーロドルは1.03台を回復するなど、下値トライに一服感が出ている。ただ、戻りでの売り意欲が残っているとみられ、1.0300を挟んでの推移となりそう。
クロス円は比較的しっかりした動きとなっている。ユーロ円は163円トライがありそうな流れ。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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