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FX/為替「ドル/円、強い米経済指標で158円台乗せ ADP全国雇用者数に注目」 外為どっとコム トゥデイ 2025年1月8日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年1月8日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼7日(火)の為替相場
(1):円安けん制発言
(2):ユーロ圏HICPは加速
(3):強い米経済指標
(4):トランプ氏 金利高をけん制

▼7日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:じりじりと上値を探る/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

7日(火)の為替相場

期間:7日(火)午前7時10分~8日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):円安けん制発言

加藤財務相は閣議後の会見で為替相場について、「足元では一方的、急激な動向が見られる」「投機的な動き含め、為替動向を憂慮している」「行き過ぎた動きには適切に対応」など、円安をけん制した。その後、赤沢経済再生担当相も「為替・株式市場の動向をはじめ、金融資本市場の動きを引き続き十分に注視していく」と発言した。

(2):ユーロ圏HICPは加速

欧州中銀(ECB)が発表した11月の消費者期待インフレ率は1年先で2.6%で前月(2.5%)から上昇。3年先のインフレ期待も2.4%と前月(2.1%)から上昇した。 その後に発表されたユーロ圏12月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+2.4%と市場予想通りに前月(+2.2%)から加速。食品やエネルギーなどを除いたコアHICPは前年比+2.7%と市場予想通り前月と同じ伸び率だった。

(3):強い米経済指標

米11月JOLTS求人件数は809.8万件と市場予想(774.0万件)を上回り、前月(783.9万件)から増加。求人数は増加した一方で、離職者数は減少。解雇者数はほぼ横ばいだった。同時に発表された米12月ISM非製造業景況指数は54.1と市場予想(53.5)以上に前月(52.1)から改善。仕入れ価格が2023年2月以来の水準へ急上昇した。

(4):トランプ氏 金利高をけん制

トランプ次期米大統領が「金利は高すぎる」と発言。昨年4月26日以来となる4.70%目前まで上昇していた米10年債利回りは上げ幅を縮小した。

7日(火)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:じりじりと上値を探る

昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。米11月JOLTS求人件数や米12月ISM非製造業景況指数の強い結果を受けて、昨年7月17日以来となる158.43円前後まで上昇した。トランプ次期米大統領が「金利は高すぎる」と発言したことで伸び悩んだが、米長期金利の低下は限定的だったことから158円台を回復した。
このところの米経済指標の強い結果を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測が後退する中で、米10年債利回りは昨年4月末以来の水準まで上昇してきている。日米金利差が拡大していることでドル/円は底堅い動きをしており本日もこの流れは継続しそうだ。一方で、昨日も加藤財務相や赤沢経済再生担当相が円安をけん制しており、158円台は本邦政府・日銀による円買い介入への警戒感がくすぶり始める水準だ。ドル/円はじりじりと上値を探ることになりそうだ。材料面では米12月ADP全国雇用者数が発表される。明後日の米12月雇用統計の前哨戦とみられていることから注目したい。

注目の経済指標:ADP全国雇用者数

注目のイベント:FOMC議事録

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
nakamura.jpg外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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