円高止まらず、ドル円は一時154円37銭、ユーロ円は167円47銭=東京為替概況
円高止まらず、ドル円は一時154円37銭、ユーロ円は167円47銭=東京為替概況
昨日大きく下げたドル円は、今日も売りが入った。昨日の東京市場から目立った円買いが海外市場も続き155円50銭台を付けた後、ほぼ安値圏で東京朝を迎えた。
朝方はいったん利益確定のドル買い円売りが入ったが、155円99銭までと156円を付けきれず。すぐに反落に転じると、海外市場では下値を支えた155円50銭を割り込んで売りが加速。午後に入っても売りが止まらず154円37銭を付けている。
来週の日銀金融政策会合での追加利上げ期待などが円買いを支えている。海外勢を中心に来週の会合での利上げ期待が広がっており、短期金利市場では約56%の利上げ織り込みと、利上げ派が据え置き派を上回っている。
クロス円も軒並みの下げ。昨日171円台から168円80銭台まで下げたユーロ円は、朝の円売りに169円20銭を付けたものの、その後はドル円同様に円高が進み167円47銭を付けた。昨日203円台から200円70銭台を付けたポンド円は201円19銭まで上昇も、その後199円前後を付けており、二日で4円超の下げ。今月の高値からは8円以上下げている。
豪ドル円は103円12銭から101円68銭、NZドル円は92円79銭から91円42銭とクロス円は軒並みの大幅安。
ユーロドルが1.842-1.0855レンジとなるなど円を除くと落ち着いた動き。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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