ドル円は落ち着いた動き、その他はドル安やや優勢=NY為替概況
ドル円は落ち着いた動き、その他はドル安やや優勢=NY為替概況
きょうのNY為替市場、ドル円は一時ドル売りが優勢となったが、大きな動きにならずに反発した。注目された21時半の4月米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが予想の6.5万人増を大きく上回る11.5万人増となった。内訳も景気動向に比較的敏感な小売業や運輸業が好調でまずまずであった。失業率は4.3%で横ばいであったが、より詳しくみると4.256%から4.337%に小幅悪化。労働参加率が低下、広義の失業率であるU6失業率が8.2%へ悪化するなど、一部で弱さが見られた。こうした状況もあって、雇用統計発表直後の動きは限定的。その後、平均時給が予想を下回り、物価上昇圧力がやや後退との見方もあってドル売りが入り、雇用統計前の156.73円前後から156.44円まで下げる展開となった。
もっとも下げも続かず、その後156.70円台を回復している。米軍がイラン船籍の未積載タンカー2隻を無力化したと報じられるなど、イラン情勢の不透明感が残る中で、週末を挟んだポジションの維持に慎重で、大きな動きにはならなかった。
先週から今週半ばにかけて見られた日本の通貨当局によるドル売り介入と見られる動きは、連休明けの7日、8日の市場では見られず。ただ、警戒感が残っており、市場の様子見ムードに寄与した。
ユーロドルは東京午後からのドル売りの流れが継続。ドル全面安の流れに加え、ECBの早期利上げに対する期待などもユーロを支えている。東京昼頃の1.1720ドル台からじりじりと上昇し、NY夕方に1.1788ドルと今日の高値を更新した。
ポンドドルも同様の動きで東京昼頃の1.3550ドル前後から、NY午後に1.3637ドルをつけている。英国に関しては地方選挙の開票結果が報じられ、与党労働党の大敗、最大野党保守党も冴えず、右派のリフォームUKが大勝。もっともある程度は想定内ということもあり、市場のポンド売りは目立たなかった。
ユーロ円は対ドルでのユーロ買いもあってしっかり。NY午後に入って対ドル同様に今日の高値を更新し、一時184.73円を付けた。ポンド円も同様に213.70円まで上昇した。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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