【本日の見通し】中東情勢警戒も、介入警戒と交錯し不安定な動きに
【本日の見通し】中東情勢警戒も、介入警戒と交錯し不安定な動きに
中東情勢と日本の通貨当局によるドル売り介入をにらみながらの展開が継続するとみられる。週明けの市場は先週末終値前後でスタートしたが、イランが仲介国パキスタンに示した合意回答について、トランプ大統領が「気に入らない」と発言したことが報じられるとドル高が進行した。イラン側は核施設の解体を拒否し、高濃縮ウランの一部を第三国に移送するに留めている。核問題を今回の作戦の最優先事項とする米国側としては受け入れにくい内容であり、対イラン情勢の長期化への警戒感が広がっている。
もっとも、円安が進むにつれ、日本の通貨当局によるドル売り円買い介入への警戒感も強まる。連休明けの7日、8日は介入らしき動きは見られなかったが、ここからさらに一段のドル高円安が進めば、当局が介入をためらう可能性は低く、実力行使に踏み切る公算が大きい。
ドル円は、中東情勢を背景としたドル買いと、介入警戒によるドル売りが交錯する展開となりそうだ。156円台から157円台半ばを中心とした、不安定な動きを想定しておきたい。
ユーロドルは1.17ドル台を中心とした推移か。今朝は中東情勢を受けたドル買いへの警戒が先行した。週明けは先週末比でドル高スタートとなり、一時1.1740ドル台を付けたが、その後1.1760ドル台まで値を戻すなど、足元の動きは落ち着いている。
ユーロ円は183円台後半でスタートした後、ドル円の上昇に伴い184円台半ばを付ける動きを見せた。ドル主導の展開が見込まれ、地合いは堅調ながらも不安定な動きが続く。ただし、ドル売り円買い介入が入った場合は一気に急落する展開が見込まれるため、注意が必要だ。
ポンドドルはユーロドル同様、先週末比でドル高水準のスタートとなったが、朝方はやや反発している。一方的な動きに対する警戒感もあり、現在は小落ち着いた推移。先週末の選挙結果は与党にとって厳しい内容となったが、現在のところ相場への影響は限定的となっている。
ポンド円もユーロ円と同様、朝方のドル円上昇を受けて早朝の水準から反発。地合いの堅調さが意識されるものの、他のクロス円と同様に介入への警戒から、上値追いには慎重な姿勢も見られる。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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