【海外市場の注目ポイント】米FRB関係者の発言など
日本時間午後10時にバーキン米リッチモンド地区連銀総裁が講演、同午後10時35分にウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が講演する。11日に6月の米消費者物価指数が発表されており、総合、コアとも、前年比の伸びが3カ月続けて鈍化し、予想を下回った。こうしたインフレ鈍化の進展を受け、バーキン米リッチモンド地区連銀総裁やウォラー米FRB理事が、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で利下げの条件として挙げられている「インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信がさらに強まる」という状況に近づいているとの見解を示すようであれば、米FRBの早期利下げ観測が強まり、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半に6月の米住宅着工件数、同午後10時15分に6月の米鉱工業生産指数、同18日午前3時には米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表も予定されている。6月の米住宅着工件数は、大方の予想が年換算130万戸となっており、前月の同127万7000戸を上回り、2カ月ぶりに増加するとみられ、6月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比0.3%上昇となっており、前月比では2カ月続けて上昇すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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