【海外市場の注目ポイント】6月の米ADP雇用統計など
日本時間午後9時15分に6月の米ADP雇用統計が発表される。5日に発表される6月の米雇用統計の前哨戦として注目され、民間雇用者数の大方の予想は16万5000人増となっており、民間雇用者数の伸びが前月の15万2000人増から加速するとみられている。前日に5月の米雇用動態調査(JOLTS)が発表されており、求人件数は予想を上回り、3カ月ぶりに増加した。6月の米ADP雇用統計でも民間雇用者数の伸びが予想を上回る結果になれば、6月の米雇用統計に対する期待感からドルが買われる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には5月の米貿易収支も発表される。大方の予想は765億ドルの赤字となっており、前月の746億ドルの赤字から赤字幅が拡大すると見込まれている。
さらに、日本時間午後11時には6月の米ISM非製造業景況指数や5月の米製造業受注、同4日午前3時には6月11・12日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録も発表される。6月の米ISM非製造業景況指数は、大方の予想が52.6となっており、前月の53.8を下回り、2カ月ぶりに低下するとみられ、5月の米製造業受注は、大方の予想が前月比0.2%増となっており、前月比では4カ月続けて増加すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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