G10通貨、スイスフラン買い・豪ドル売りの構図、リスク動向に反応=ロンドン為替
G10通貨、スイスフラン買い・豪ドル売りの構図、リスク動向に反応=ロンドン為替
ロンドン序盤、G10通貨でスイスフランが買われる一方、豪ドルは売られる構図となっている。きょうは中東情勢とOpenAIショックを背景に、リスク動向が通貨動向を左右している。
本日は日経平均が3000円超安、韓国総合指数は一時サーキットブレーカー発動と大混乱した。米ニューヨーク・タイムズ紙が「OpenAIがIPO(新規公開株)を来年(2027年)まで延期する方向で調整している」と報じたことで、アジアのハイテク・AI関連株へ激しい売りが殺到した。株式市場の急速な調整とセンチメントの悪化に伴い、商品市場全体でリスク資産からの資金引き揚げが進んでいる。世界的なリスク許容度の低下が、リスク動向に敏感かつ資源国通貨の代表格である豪ドルへの強い下押し圧力となった。
一方で、スイスフランがドルを上回るパフォーマンスを示しG10通貨トップの強さを見せた背景には、安全通貨・逃避需要の急増がある。豪ドル売りとは裏返しの格好だ。株安だけでなく、中東における地政学的リスクの緊迫化もスイスフラン買いを後押しした。イランがホルムズ海峡で貨物船に発砲したとの報道や、オマーン沖での貨物船被弾といったニュースが地政学リスクを意識させる面も加わった。
足元での欧州株も軟調に取引を開始している。これが週末に向けたNY株式市場に受け継がれるのか、もしくは鎮静化するのかどうかが注目される。
AUD/USD 0.6895 USD/CHF 0.8082
執筆者 : MINKABU PRESS
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