NZドル円 2007年以来の高値 22日のNZ中銀は据え置きとの見方 インフレ上振れリスク残る
NZドル円 2007年以来の高値 22日のNZ中銀は据え置きとの見方 インフレ上振れリスク残る
リスク選好の円売りが優勢。前週末にダウが終値ベースで史上初となる4万ドル台に乗せたことや、今週のエヌビディア決算への期待が高まっている。週明け日経平均は上昇して始まり、およそ1カ月ぶりに3万9000円台を回復している。
NZドル円は95.60円台まで上昇、2007年以来の高値を更新している。
22日のNZ中銀会合では金利据え置きとの見方が強い。NZ第1四半期CPIは前期比+0.6%と伸びが小幅に加速、前年比は伸び減速も市場予想と一致した。CPIは依然として中銀目標範囲を大きく上回っているため、年内利下げを開始する可能性は低い。
シャドーボードは、今週の会合で金利を据え置くよう勧告。インフレは緩和しているものの依然として高いまま。インフレ見通しの上振れリスクが残っていることを考慮するとNZ中銀は慎重なアプローチを取る必要があるとして、年内OCR(オフィシャル・キャッシュレート)を据え置くべきだと指摘。
※シャドーボード(影の取締役会)
民間部門の経済学者、実業家、学者の計9人で構成

執筆者 : MINKABU PRESS
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