トランプが英国と貿易合意の可能性で世界的な摩擦緩和期待、GSはまもなく対中関税引き下げると予想
トランプが英国と貿易合意の可能性で世界的な摩擦緩和期待、GSはまもなく対中関税引き下げると予想
トランプ米大統領が日本時間8日23時に貿易協定について記者会見を開く、NYタイムズによると英国と貿易合意するようだ。一部で日本もしくはインド、もしかして中国?と期待が広がっていたため、相手国が英国だと知り、失望する投資家もいたようだ。
トランプ氏は米中交渉のための中国関税引き下げを否定、中国は恐喝続けるのであれば絶対合意しないとしており、今週末の米中交渉への警戒感が高まっている。ただ、米英合意の可能性の高まりを受け、米中も合意はないものの進展するとの期待が広がっている。ゴールドマンサックスは米国がまもなく中国製品に対する関税率を引き下げると予想、比較的早い時期に60%程度にまで下がると見ている。
米英合意に関する報道を受け香港などアジア株は上げ幅を拡大、日経平均も堅調。時間外でダウは200ドル超上昇、FTSE100は0.8%高、ユーロストック50は0.9%上昇している。ポンドが対ドル、対円で上昇している。米中進展期待で豪ドルも上昇。ポンド買い・ドル売りの影響でドル全面安となっておりドル円は143.60円台に軟化。

執筆者 : MINKABU PRESS
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