反落、米中貿易交渉の紆余曲折を意識=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=58.07(-1.02 -1.73%)
ニューヨーク原油の期近は反落。米国と中国が今週末から正式に貿易交渉を開始することになり、世界的な景気悪化懸念は若干後退したが、米国の譲歩がなければ協議が頓挫するとみられていることが相場を圧迫した。中国商務省の報道官は「米国が交渉によって問題を解決したいならば、一方的な関税措置が自国と世界に及ぼす深刻な悪影響を直視しなければならない」と繰り返し、自らの正義を守る構えで、米国に対して譲歩する余地は乏しいとみられている。
時間外取引で6月限は60.26ドルまで上昇したが、この節目水準は重く、通常取引開始を控えて上げ幅を消した。通常取引開始後は売りが優勢。57.81ドルまで下落した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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