米10年債利回り低下 パウエル議長は想定通りに追加利下げに慎重姿勢を強調=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:31)(日本時間05:31)
米2年債 3.779(-0.004)
米10年債 4.271(-0.023)
米30年債 4.777(-0.020)
期待インフレ率 2.273(-0.016)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。午後にFOMCの結果が発表され、予想通りに政策は据え置かれた。その後のパウエル議長の会見を受けて利回りは下げ幅を広げている。
ある程度想定通りの内容ではあったものの、追加利下げに慎重姿勢を強調していた。議長は「金利調整を急ぐ必要はない。FRBは明確さが得られるまで待つ立場にある」と述べていた。不確実性が高まっている点も強調し、失業率とインフレの両方の上昇リスクが高まっていることにも言及していた。
10年債は一時4.25%付近に低下したほか、政策金利に敏感な2年債も3.75%台まで一時低下。
2-10年債の利回り格差は+49(前営業日:+51)に縮小。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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