【海外市場の注目ポイント】英中銀スーパーサーズデー
きょうは、日本時間午後8時に英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果や議事録に加え、金融政策報告も発表され、さらに同午後8時半にはベイリー総裁の会見も行われるスーパーサーズデーとなっている。市場では政策金利は現行の4.50%から4.25%に0.25%引き下げられることが確実視されている。0.25%の利下げは織り込み済みで、声明や票の分かれ具合、金融政策報告、ベイリー総裁の会見が焦点になっている。米国の関税措置について、ブリーデン副総裁は「英国の成長を押し下げる可能性が高い」と指摘しているほか、グリーン委員は「インフレよりもディスインフレ(インフレ鈍化)効果の方が大きい」と述べている。米国の関税措置をめぐり、英国の成長とインフレの下振れリスクが警戒され、0.50%の大幅利下げを支持するメンバーが複数いるようであれば、ポンドが売られる可能性がある。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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