ドル円は155円台後半で振幅 今週のインフレ指標の結果待ち=NY為替序盤
きょうのドル円は海外市場に入って、155円台後半での狭い範囲での振幅が続いている。市場は今週のインフレ指標の結果待ちの雰囲気が強い。明日は米生産者物価指数(PPI)、そして水曜日には米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、今後を占う上でいつも以上に重要な指標と見られている。
直近の雇用指標は労働市場の冷え込みを示唆し、消費者心理の弱まりも確認されている一方、FOMC委員からはタカ派シグナルが続いている。PPIもCPIも前月比では依然として高い数字が見込まれているが、短期金融市場ではいまのところ、秋以降の利下げ開始と、80%弱の確率で年内2回の利下げを織り込んでいる状況。
予想を下回る内容であれば、この見方が正当化されそうだが、上回る内容であれば、利上げはないにしても、利下げ期待は大きく後退する可能性もありそうだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は155.15円付近に観測されている。
13日(月)
155.15 (11.6億ドル)
USD/JPY 155.76 EUR/JPY 168.26
GBP/JPY 195.60 AUD/JPY 103.19
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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