【これからの見通し】きょうは円高の動き、日銀関連の報道に神経質な地合い NYでは新規失業保険申請件数
【これからの見通し】きょうは円高の動き、日銀関連の報道に神経質な地合い NYでは新規失業保険申請件数
東京市場は円高の動きが優勢になっている。昨日の円安相場からは流れが反転している。円高材料としては、植田日銀総裁が早期利上げに対する含みを持たせたことや、タカ派として知られる高田日銀委員が「世界的に利上げが生じる場合、日銀の政策対応が遅れるリスク」などと述べた。また、高市首相は為替相場について「高い緊張感をもって注視していることに変わりない 」「日銀の金融政策は為替誘導を目的としたものではない」などと円安の動きをけん制した。
きょうは前日の市場に広がった「日銀の早期利上げ観測の後退」に対する調整・揺り戻しの動きが中心となっている状況だ。ドル円は156円台前半から一時155円台後半まで反落した。
この後の海外市場では円安調整の動きが継続するのかどうかを注視したい。まずは、欧州株や米株先物・時間外取引などで調整圧力が広がるのかどうかをチェックすることとなろう。調整が進めばリスク回避ムードによって、円に一段の買い戻し圧力がみられそうだ。
経済指標では、米新規失業保険申請件数(02/15 - 02/21)が注目される。市場予想は21.6万件と、前回の20.6万件からの増加が見込まれている。4週移動平均は21.9万件で、この水準を上回るようだと、ドル売り反応が強まる可能性が指摘される。発表は日本時間午後10時30分の予定。
その他の経済指標予定は、トルコ貿易収支(1月)、ユーロ圏マネーサプライM3(1月)、ユーロ圏景況感指数(2月)、ユーロ圏消費者信頼感指数(確報値)(2月)、南ア生産者物価指数(PPI)(1月)、カナダ経常収支( 第4四半期)など。
発言イベント関連では、ラガルドECB総裁、ドレンツ・スロベニア中銀総裁、 ロンバルデッリ英中銀副総裁、ボウマンFRB副議長などのイベント出席や講演が予定されている。前日の米5年債に続いて、本日は米7年債入札(440億ドル)が実施される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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