ドル円、基本的な状況に変化なし=NY為替序盤
ドル円は154円台後半での推移が続いている。基本的な状況に変化はなく、FRBの利下げ期待の後退からドル買いが下値を支える一方、財務省の介入警戒感から155円台には慎重といった様子に変化はない。
今週は日銀決定会合が予定されており、それへの反応を見極めたい雰囲気も出ているようだ。先週末に植田総裁が「緩和的な金融環境は当面継続するものの、国債買い入れはいずれ減額する」と述べたことにタカ派な印象が広がっている模様。市場からは「これまでと同程度の買い入れを続ける」との文言が声明から削除されるのはとの観測も出ているようだ。
対ドルでの円高の動きは一向に見られず、ドル円は155円をうかがう展開を続けているが、ユーロ円やポンド円といったクロス円では円高の動きも若干見られているようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は155円に観測されている。
22日(月)
155.00 (13.8億ドル)
USD/JPY 154.76 EUR/JPY 164.47
GBP/JPY 190.42 AUD/JPY 99.51
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。