ドル高と円高の動き、米FOMC控えた調整で ドル円は160円台前半推移=ロンドン為替概況
ドル高と円高の動き、米FOMC控えた調整で ドル円は160円台前半推移=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、前日の日銀会合を通過し、この後に控える米FOMC(政策金利据え置き予想、ウォーシュ新議長の初会合)を前に、調整主導の円高・ドル高が優勢になっている。ロンドン序盤には、中東情勢を巡る地政学的リスク(イランがイスラエルに対抗措置を警告)を背景に原油が反発し、米債利回りが上昇。これを受けて一時的にドル買いが強まり、ドル指数が上昇に転じる場面もみられたが、動きは続かず、全体としてはイベント待ちの落ち着いた値動きとなっている。ユーロドルは1.1596から1.1617までの狭いレンジで推移。ECB賃金トラッカーが2026年末までの妥結賃金上昇率2.6%の安定を示唆した一方、5月ユーロ圏CPI確報値ではコアが前年比+2.6%へ小幅上方修正された。いずれも目立った反応はみられなかった。ポンドドルは、5月英CPIが前年比+2.8%と市場予想(+3.0%)を下回ったことで売りが先行、1.3407付近まで下押しされた。その後は戻りも鈍く、揉み合いに移行している。ドル円は東京早朝の高値160.46付近から160.12付近まで軟化した。ドル円とユーロドルの同時下落を受けてユーロ円は185.77付近、ポンド円は214.78付近まで軟化。ただ、いずれも値幅は限られ、FOMCを前にした調整の範囲にとどまっている。株式市場は欧州株、米株先物・時間外取引ともに高安まちまちで、方向感は乏しい。
ドル円は160円台前半での取引。東京早朝の160.46付近を高値に軟調に推移している。ロンドン序盤には160.12付近まで安値を広げた。ただ、160円台は維持されており、小幅の値動きにとどまっている。昨日の日銀決定会合とこのあとの米FOMC結果発表に挟まれて、やや調整の入る程度の動きとなっている。
ユーロドルは1.16付近での取引。東京午前の1.1617付近を高値に、ロンドン時間にはやや下押しされている。足元では1.16台割れ水準へと小幅に軟化している。ユーロ円はドル円とともに下落。東京朝方の186.32付近を高値にじりじりと水準を下げている。ロンドン時間に入ると安値を185.77付近に広げている。対ポンドでは、ユーロ買い先行もその後は値を戻している。ユーロ圏CPIは前年比+3.2%と速報値と変わらず。コア前年比は+2.6%と速報値+2.5%から小幅に上方改定された。ECB賃金トラッカーは賃金上昇が落ち着いていることを示唆した。
ポンドドルは1.34台前半での取引。ロンドン早朝に1.3436付近に高値を伸ばすも、日本時間午後3時発表の英CPIが予想を下回る伸びとなったことに売り反応が広がり、1.3410付近へと急落した。その後は売買が交錯するなかで1.3407付近まで安値を広げ、安値付近での揉み合いとなっている。ポンド円は東京早朝の215.47付近を高値に小安く推移したあと、ロンドン朝方から売りが強まった。ロンドン序盤には214.78付近に安値を広げている。ユーロポンドは0.8642から0.8656までのレンジで上に往って来い。対ユーロではポンド売りは続かず。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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