ユーロ相場、対ポンドで軟調 先週からの流れ継続＝ロンドン為替

ユーロ相場、対ポンドで軟調　先週からの流れ継続＝ロンドン為替

　ユーロ相場は対ポンドで軟調に推移している。この日発表された２月ユーロ圏鉱工業生産は前月比＋０．８％と予想と一致、前回の－３．０％から改善した。一方、前年比は－６．４％と市場予想－５．５％を下回り、前回の－６．６％から引き続き低下した。また、シムカス・リトアニア中銀総裁は、７月の利下げの可能性もある、とし、年内に３回の利下げが行われる可能性は５０％以上、との見方を示した。ポンド関連の材料は特段みられていないなか、ユーロ圏経済の不安定さが示された格好。ユーロポンドは0.8550付近から0.8530付近へと低下している。先週のユーロポンド相場は、振幅を伴いながらも0.85台後半から前半へと軟化しており、週明けもその流れを引き継ぐ値動きとなっている。

EUR/GBP　0.8533　EUR/USD　1.0655　GBP/USD　1.2488