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再送:ドル円は155円台を回復 FOMC委員は現行水準維持の必要性を強調=NY為替概況

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ドル円は155円台を回復 FOMC委員は現行水準維持の必要性を強調=NY為替概況

 きょうのNY為替市場はドル買い戻しが優勢となる中、ドル円は155円台を回復した。一時155円台半ばまで上昇。この日発表の4月の米輸入物価指数が予想以上に上昇していたことも影響したようだ。米国債利回りも上昇し、ドル円の買い戻しを誘っていた。

 前日の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル売りが強まり、ドル円も本日の東京時間には一時153円台まで下落していた。市場はFRBの年内利下げ期待を再び高めているが、その後の何人かのFOMC委員の発言に概ね変化はなく、現行水準の維持の必要性を強調し、利下げへの慎重姿勢を温存している。

 ドル円は、前日下回った21日線が本日155.35円付近に来ており、その水準に顔合わせしている。

 ユーロドルは上げを一服させたものの、下押す動きを強めることもなく、リバウンド相場は継続している。テクニカル的には上向きのサインが示現しており、4月に上値を拒んだ1.09ドル台への上昇の可能性も出ているようだ。

 ただ、大きな心理的節目である1.10ドルには慎重な見方も出ている。米インフレがまだ膠着状態であることを考えると、そのレベルを試すのは時期尚早だという。

 市場はECBの6月利下げは完全に織り込んでいるが、その先については見方が分かれている。ECBが積極的に利下げを進める可能性もあり、その場合はユーロにとっては重石となる。短期金融市場では、年内は6月を含めて2回ないしは3回の利下げの可能性を見ている状況。

 ポンドドルは戻り売りが優勢となり、一時1.26ドル台半ばまで値を落とす場面が見られた。しかし、後半には下げ渋る動きも見せ、1.26ドル台後半に戻している。リバウンド相場の流れは継続している状況。

 目先のポンドに関しての関心事は、来週22日に発表される4月の英消費者物価指数(CPI)にありそうだ。ベイリー英中銀総裁も言及していたが、エコノミストは急低下を予想しており、3年ぶりに2%目標を下回る可能性もあるという。また、今後数カ月は公共料金や燃料価格の下落によるインフレ押し下げ要因が継続することで、食品価格上昇による押し上げ要因は相殺され、コア指数の押し上げ圧力も縮小する可能性があるという。

 それは、FRBよりも先に英中銀が利下げを実施し、来年には政策金利は3.00%まで低下し、現在市場が織り込んでいる3.75%よりも低くなることと一致しているとも述べている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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