ECB、インフレ目標への回帰に自信を示す可能性=NY為替
本日の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル買いが強まる中、ユーロドルは戻り売りが強まっており、1.07ドル台前半まで急落している。100ポイント超の下落。きょうの下げで200日線を完全に下抜けており、3月に付けた直近安値に顔合わせしている状況。
明日はECB理事会が開催されるが、ドル買いのみならず、それに向けたユーロ売りも指摘されている。理事会では、ラガルド総裁がインフレ目標に戻りつつあるとの自信を示す可能性があり、ハト派的な内容になるとの見方が出ている。
市場は6月利下げを85%の確率で織り込んでいるが、その見方から外れる理由はないという。むしろ直近のデータから、7月の連続利下げも正当化される可能性が高いとしている。ECBは9月、10月、12月にも利下げを実施すると見ているようだ。
EUR/USD 1.0731 EUR/JPY 164.13 EUR/GBP 0.8569
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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